大阪府三島救命救急センターの看護師(看護婦)募集情報、求人情報を掲載しています。

BlueBar.gif

相談室だより Vol.13「カウンセリング って 何?」

「カウンセラー(臨床心理士)松本よし子」

 桜の花も散り、2015年度が始まりました。
 人事異動に職場の席替え などなど… 新たな出発の季節に、気持ちも新たに、という一方で、慣れぬ職場にいつもとは違う疲れを感じておられる方も多いのではないでしょうか?
 メンタルヘルスを語る時、いつも悪者扱いされるのは“ストレス”ですが、人が大きく
ストレスを感じ注意しないといけないのが、変化の時 だといわれています。
 就職、進学、結婚、昇進、退職、引っ越し、転勤…など、なかには嬉しい出来事でも、慣れた状況からの変化の時、私達には大きな負担がかかってきます。
 でも、それは、人生において、次の段階に脱皮し成長するための必須の道です。
 以前、私はある職場で、「“ストレスは成長の素”なので、失くさなければならないのではなく嫌がらないことが大切」という文章を書いたところ、それを読んだ従業員から、「ストレスを失くしましょう、発散しましょう、と聞いてきたのにどういうことだ!」と叱られたことがありました。
 公害や騒音など明らかに人体に悪影響のあるストレスは、失くすべく対策を考えることは重要で、具体的に考えていくこともできるでしょう。でも、カウンセリングに寄せられる問題の元である心理社会的ストレスは、そもそも目には見えないもので、人によってその意味していることも違ってきます。

 ところで皆さんは、カウンセリングには、どんなイメージをお持ちでしょう?
 「結局は、自分でなんとかするしかないので、カウンセリングを受けても仕方ないんじゃない」と考えておられる方もいるのかもしれません。 その通りです!
 具体的で立派なアドバイスがあったとしても、それを実行するのは、その人自身!
 つまり、カウンセリングとは、相談者の中にしかない納得でき(実行でき)る答え を、
カウンセラーと二人で見つけていく作業といえるのかもしれません。
 今の精神医学や臨床心理学の基礎となった「精神分析学」の創始者フロイトは、人が自分自身について気づいているのはほんの一部であり、その水面下にある、気づいていない「無意識」の世界が、その人の言動の元であることを発見しました。
 心の中に埋もれていた様々な思いや感情、ものの見方などに、できるだけより広く、正確に、柔軟に気づくことができれば、心はそれだけ大きな容れ物になることができます。そして、その心の容れ物に抱えられたストレスならば、私達は自分にとって有効な対処の仕方を考え、答えをみつけて実行することができるようになるでしょう。
 カウンセラーの役割は、来られた方の心が、より大きく柔軟に機能していけるよう、カウンセリングの時間を提供することだと、私は考えています。