大阪府三島救命救急センターの看護師(看護婦)募集情報、求人情報を掲載しています。

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 大阪府三島救命救急センターでは、「職員のための相談室」を開設しています。
 相談室のカウンセラーは外部から臨床心理士を招き、中立的な立場で職員に対応しますので、安心して様々な悩みを相談することができます。
 特に医療の分野では、自身の心の在り方が問われる場面が多く、カウンセリングを通して、職員のよりよい社会人・職業人としての成長を応援しています。本稿では、職員向けの【相談室だより】から一部を抜粋し掲載致しますので、ご覧ください。

相談室だより Vol.16「 こ こ ろ」

「カウンセラー(臨床心理士)松本よし子」

 私が臨床心理の世界に入ってから、早や、40年以上がたちました。
 初期のころ世間では、「カウンセリング」という言葉すら聞きなれないもので、
「何をしているの?」と不思議がられたものです。
 カウンセリングやセラピィーといった「心理療法」は、個人主義的な考えが主流の
西洋で発展してきたものです。日本では‘村的な社会’の中で、近所のおばさんやおじさんが人生の先輩・世話役としてカウンセラーの役割を果たしてきたところがあり、
‘お話を聞いてもらう’のに、お金を払うってどういうこと? という風潮がまだまだあるようです。
 しかし近年、そうした社会のシステムは崩壊し、都会でも田舎でも「心のケアー」というキャッチフレイズでカウンセラーは脚光をあびる職業にもなりつつあるようです。
 メンタルヘルス ・ ストレス ・ トラウマ ・ PTSD ・ 解離性人格障碍 ・ 転移性恋愛(最近、テレビドラマの中でも使われていました) ・ LGBT ・ 発達障碍 … といった言葉も、もはや専門用語ではなくなってきています。
はたして、時代社会が変わって、人のこころの在り方は変わってきたのでしょうか? 
皆さんは、どう思われるでしょう?

 科学技術の進歩で、病の多くが「目に見えるもの」として解明され有効な治療法が編み出されています。 誰にでも、その気になれば、かなり専門的な情報でも得ることができるようになりました。 もはや夜の暗闇は怖いものではなくなったようです。
 でも、一方で、現代人はすみずみまで照らす蛍光灯の明かりに疲れ、ぼんやりともる灯りの陰影を恋しく思うところがあるのではないでしょうか?
          こころは「目に見えないもの」です。
 いかに生理学的に神経学的に脳の解明が進んでも、目に見える世界がお得意の
❛マニュアル❜ では対処しきれないものなのだと思います。
      「こ こ ろ」について、一度、改めて、考えてみませんか?